mokemokeとは

例えば茶室。かがまないと入れないほど入口が狭く、室内も四畳程しかないものもあります。 しかし、その狭さは、人の動きを茶を嗜むための動きに限定させ美しく見せたり、相手との距離感を近づける事に有効です。 現代の工業製品的な合理性はありませんが、使い手の「感覚」を大切にした美しさがあります。

mokemokeは、お茶碗から盆栽、車まで、全てのものを”もけもけ”にします。繊細であでやかな繊維から観て取れる美しさと、新しい触覚は、この現代でまだ味わったことのない感覚でしょう。「感覚」を大切にすることで、薄れかけている日本的な美学やモノ感覚を再考し、ユーザー指向型の工業製品で溢れる消費社会の中に一石を投じるアートユニットです。